2024年 米株の見通し一覧

シティ

シティグループのストラテジストは、S&P総合500種が来年も堅調な上昇を遂げ、2024年末には現値水準を11%上回る5100に到達するとの見方を示しました。彼らは2023年の大型ハイテク株とグロース株にけん引された20%の上昇にも言及し、「S&P500のさらなる上昇には23年のグロース株主導を超える物色の広がりが必要」と述べました。リセッションのリスクは残るものの、収益の伸び改善を前提に米国株に対してはポジティブな見方をしており、S&P500構成銘柄の一株当たり利益は24年に10.4%増加する見通しです。ボラティリティーの上昇が予想されつつも、「投資家は押し目買いに備えるべき」とアドバイスしています。

ストラテジストはまた、「緩和的な」政策を背景に、米国債が1年前よりも魅力的になる可能性があるとみている。利回りは24年を通じて低下する公算があり、市場が利下げサイクル開始を織り込むに伴い10年物米国債利回りは3.95%まで低下すると予想。米連邦準備制度が6月に最初の利下げを行うと見込んでいる。

  一方、新興国の債券については慎重で、米国債が回復するまでは新興国債の回復見込みは限定的とみている。

「新興国資産のリターンは、株式、クレジット、現地金利のすべてにおいてあまり魅力がないように思われる」とストラテジストは指摘。「地政学が重荷となる国もあるだろう。また、中国が債務とデフレの連鎖に入る可能性は依然として、新興国資産のアウトパフォームにとって逆風だ」とストラテジストらは分析した。

モルガン・スタンレー

モルガン・スタンレーのストラテジストは、2024年には米国の株式と債券が新興国資産を上回るとの見方を示しました。セリーナ・タンやビシュワナス・ティルパチューらは、米国企業の利益が2024年初頭に底を打ち、その後回復すると予測し、米国の成長が他の地域よりも堅調である可能性があり、逆に新興国の成長は期待外れに終わる可能性が高いと述べました。モルガン・スタンレーは「ディフェンシブグロースとサイクル後期のシクリカルのバーベル」を推奨し、来年末のS&P500指数を4500と予測しています。リポートでは、「十分な引き締めと迅速な緩和の間でバランスを取る必要がある」とし、過去2年間は米国よりも他の国・地域を選好していたが、2024年は異なると述べ、上半期のリスクオフセンチメントが米ドルと米ドル建て資産に対する需要を促進する可能性があると分析しました。

ゴールドマンサックス

ゴールドマン・サックスは、2024年末までにS&P総合500が4700に達し、配当込みで約6%上昇すると予測。この見通しは緩やかな景気拡大と5%の増益に基づいており、前半は横ばいで推移するが、後半には米連邦準備理事会の利下げや選挙の影響の一巡によりリターンが集中すると予想されている。デービッド・コスティン率いるゴールドマンのストラテジストは、2024年にさらなる上昇があり、2022年初の過去最高値に迫ると述べており、これは他のウォール街の銀行陣と同様に強気の見通しを表明している。

複数の専門家が以前より前向きな株式の見通しを示しており、マイケル・ハートネット氏(バンク・オブ・アメリカ)によれば、投資家は株式と債券のポジションを「オーバーウエート」に変更していると指摘。ただし、コスティン氏の予測はまだ控えめで、来年末のS&P500を4700と見積もっているが、今年の上昇率に比べると見劣りがするとの見方も示しています。

彼のチームは、景気後退を回避し企業利益が拡大する見通しや、複数の支援材料が米国株にとって好材料であると述べ、不透明な時期に売却することを避け、投資を続けるべきだとアドバイスしています。コスティン氏は、テイラー・スウィフトの曲『All You Had To Do Was Stay』を引用し、「投資を続けることが最終的に報われるだろう」と述べました。

2024年 日本株の見通し一覧

マネックス証券 広木さん 野村證券 池田雄之輔氏ら ゴールドマン・サックス モルガンスタンレー

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