外国人投資家動向

年別外国人投資家動向

2012年外国人投資家動向

2013年の外国人投資家動向

2023年の外国人投資家動向

外国人投資家とは?

多大な影響力を持つ外国人投資家とは?

外国人投資家とは、広く言えば、海外から日本市場に流入する資金のことを指します。彼らの投資行動はしばしば「外人が買ってくる」と形容されるほど、市場において重要な影響力を持っています。実際、外国人投資家の売買代金は市場全体の60%を占め、その動向が市場の大局を左右するほどの力を持っています。したがって、彼らと逆方向のポジションを持っていると勝ち目はありません。逆に言えば、同じ方向にポジションを持つことができれば、投資において大きな利益を得ることができるのです。

言い換えれば、外国人投資家の動向を知らずに投資をすることは避けるべきです。少々誇張かもしれませんが、これが現実なのです。

また、外国人投資家はしばしば「海外の投資家」という一括りにされがちですが、実際にはさまざまな種類の投資家が存在します。それぞれを把握しておく必要があります。

絶対に知っておくべき6つの外国人投資家の種類

外国人投資家は大まかに以下の6つの種類に分けられます。投資期間が数年単位からミリ秒単位まで変わる投資家たちです。

  1. ヘッジファンド

ヘッジファンドとは、大規模な資金力を活用してトレーディングによる利益を追求する企業のことです。彼らは投資ではなく、投機を行い利益を得ることを目指します。そのため、リスクを取りながら短期的な値動きを利用し、多くの個人投資家を取り込んで利益を上げることを試みます。また、マクロ経済やイベントなどの異常な要素にも注目します。有名なヘッジファンドには、ソロス・ファンド・マネジメントなどがあります。

2 CTA(コモディティ・トレーディング・アドバイザー)

CTAは、金融工学を駆使し、高速取引を行う団体です。実はヘッジファンドの一種であり、短期的な利益を狙うことで知られています。主に先物取引を扱い、彼らの活躍によって「アベノミクス相場」の流れが生まれたとも言われています。一般的なCTAの中には、マン・フィナンシャル・グループやジョン・ヘンリー・アンド・カンパニーなどがあります。

3 HFT(ハイ・フリクエンシー・トレーディング)

HFTは、デイトレーダーを圧倒したことで有名です。彼らは1,000分の1秒単位で何度も売買注文を繰り返し、超短期間で微細な利益を追求するために高性能コンピューターを駆使します。このような取引手法により、以前は株価が上昇したらすぐに利益確定するデイトレーダーなどは敵わず、多くが撤退を余儀なくされました。また、1日で取引を完結させる証券ディーラーも、従来の「1買い2売り」の取引から値幅を取る取引への転換を余儀なくされました。

長期的・堅実な運用をする傾向のある外国人投資家3種

4 政府系ファンド

政府系ファンドは、国レベルの資金を運用する主体です。アブダビ投資庁やノルウェーの年金基金などがその代表例です。彼らは主に中長期の投資を行い、株式や為替以外にも不動産などにも投資します。オイルマネー(石油関連の資金)もこのカテゴリーに含まれます。

5 ファンド

ファンドは、魅力的な投資手段の一つです。投資家から資金を預かり、専門知識を持つプロフェッショナルが運用を行います。もし投資信託を経験したことがあるなら、外資系ファンドの名前を聞いたことがあるかもしれませんね。ファンドの魅力は、中長期の投資を基本としていることです。彼らは企業のファンダメンタル分析や割安性に着目し、積極的に投資を行います。主要な外資系ファンドには、JPモルガンアセットやフィディティなどがあります。彼らは確かな実績と信頼性を持ち、多くの投資家から支持を受けています。

6 年金基金

年金基金は、海外でも大きな注目を浴びている投資主体の一つです。日本ではGPIFが有名ですが、海外にも類似の年金基金が存在します。彼らの目的は、年金運用ですので、超長期投資を基本としています。彼らは厳しい目で投資を見極め、ファンダメンタル分析に基づいて運用を行います。ただ割安性や成長性に着目するだけでなく、企業の株主還元なども重要視します。年金基金の代表例としては、カルパースやABPなどが挙げられます。彼らは堅実かつ持続可能な運用を追求し、将来の年金受給者のために長期的な資産形成を目指しています。そのため、彼らの投資は安定性と信頼性に裏打ちされています。

外国人投資家動向を調べる方法

リンク先↓

投資部門別売買状況 | 日本取引所グループ (jpx.co.jp)

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