6/15未明のFOMCについて❗️利上げとは⁉️
アメリカの中央銀行である連邦準備理事会(FRB)は、6月13日から14日にかけて開かれた連邦公開市場委員会(FOMC)で、金利の目標を変更せずに据え置くことを決めました。しかし、同時に経済見通しでは予想を上回る好調な経済成長と緩やかな物価上昇を想定し、年末までに合計で金利を上げる可能性が示されました。
FRBの議長は、金利を上げる効果をまだ感じられないと述べました。ほぼ全てのFRBのメンバーは、今年中に追加の金利引き上げが適切だと考えています。7月のFOMCについてはまだ決定されていませんが、「ライブ会合」になることが明言されました。
インフレリスクに関しては、依然として上向きの状況であり、インフレが減速するという判断は早計とされています。
FRBが発表した最新の見通しでは、2023年末までに政策金利が5.50-5.75%になると予測されています。半数以上のメンバーがこの水準まで金利を引き上げる見込みであり、3人はそれ以上の金利上昇を予測しています。
一方、今年内に0.25%の金利引き上げが行われると予測するメンバーは4人で、金利を据え置くと予測するメンバーは2人でした。
2024年末にはインフレ率が急速に低下するという背景から、1.00%の金利引き下げが行われる見方が示されました。
FOMCの結果により、アメリカの株式市場は下落しました。金利先物市場では、来月に追加の金利引き上げが行われる確率が約75%になり、今年内に金利引き下げが行われる確率が低下しました。