2024年新NISA銘柄

出遅れに宝あり

出遅れ銘柄の魅力は、前年に低迷したが良好なファンダメンタルズを持つ銘柄が、翌年にはリバウンドしやすい傾向があるとされています。特に10-12月に低迷した株は、その後1-3月で圧倒的な勝率を誇り、過去20年のデータで平均2.6%のアウトパフォーマンスを示しています。これは業績予想の下方修正で過度に売り込まれた銘柄の再評価や、好業績にもかかわらず物色圏外に置かれていた銘柄の発掘によるものです。

TOPIX(東証株価指数)500の構成銘柄のうち、前年の株価騰落率が下位3分の1にとどまった銘柄群は、翌年の平均リターンが過去20年で15回TOPIXを上回ったという。

例えば、ナカニシやセガサミーホールディングスなど、昨年10-12月に大きく出遅れた銘柄が挙げられています。これらの企業は好ファンダメンタルズを有しており、将来の成長が期待されるとされています。リターンが伴っていないために「出遅れ銘柄」とされているが、これが逆転のチャンスと見る向きもあるようです。

好ファンダメンタルズの出遅れ銘柄

銘柄(コード)    23年パフォーマンス
10−12月 年間
ナカニシ   −34%   −32%
ロート    −32%    −3%
セガサミーH −30%   −26%
AZC丸和  −30%   −28%
クミアイ   −29%   −36%
JCRファマ −23%   −55%
日本新薬   −23%   −58%
メルカリ   −21%   −28%
サンリオ   −19%    −2%
カプコン   −17%   −17%
エムスリー  −16%   −60%
ヤクルト   −15%   −51%
ライフコーポ −11%     0%
ベルク    −11%   −16%
ペプチドリム −10%   −54%
メドレー   −10%   −13%
ライト工   −10%   −25%

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