新NISAに向けてポートフォリオ運用
最適な組み合わせとは
『一つのかごにすべての卵を入れるな』
■複数の投資対象に分散投資して、資産のリスク軽減を目指す
■リスクの異なる投資対象を組み合わせ、資産全体の価格変動を抑える
モダンポートフォリオ理論
ポートフォリオとは
投資対象の組み合わせをポートフォリオといいます。ポートフォリオは性質の異なる様々な投資商品を選択することにより組成されます。ポートフォリオの運用方針や統計学上のリスク・リターンのコントロールを重視します。
モダンポ トフォリオ理論
・ 1952年にハリー・マーコビッツ(Harry Markowitz)が提唱
・一般的な相場の格言を体系的に理論化したものがモダンポートフォリオ理論
モダン・ポートフォリオ理論の骨子
- 個別の証券とそのポートフォリオは、リターン(収益率)とリスク(収益率のばらっき)で評価
- リターンは予想される値をその値が起こる可能性で加重平均した値とする
- リスクは予想リターンのばらっき具合とする(分散・標準偏差)
- 値動きの異なる証券を組み合わせることによって、ポートフォリオ全体のリスクを減少させることができる
- 投資家は同じリスクなら最もリターンの高い組み合わせを、同じリターンなら最もリスクが低い組み合わせを選ぶ
1990年ノーベル経済学賞を受賞
リスクリターンの最適な組み合わせとは
①リスク最小化に主眼の組み合わせ
株式30 債券70
②リターン最大化に主眼の組み合わせ
株式90 債券10
【参考】イェール大学基金の資産配分
進んだ投資家として有名なイェール大学基金の運用例。